
クルマと趣味と音楽と。
ぜんぶ詰め込んだ“遊ぶ”が似合う家
- KEYWORD
- PLAN
- HOUSE GARAGE/ 延床面積 90.66㎡(27.42坪)
ガレージから広がる、 とっておきの自由時間。
「家」と聞いて、何を思い浮かべるだろう?
安心できる場所。休む場所。家族と過ごす場所。
もちろんどれも正解だけど、それだけじゃもったいない。
この家のキーワードは、“遊ぶように暮らす”。
リビングの先に広がるのは、まるで秘密基地のようなガレージ空間。
車が1台入るスペースに、アウトドアチェアとコーヒーセット、ラグや観葉植物まで並んだその空間は、もはや一体の“リビングガレージ”。




中央に鎮座するのは、旅支度を整えたバン。
荷室にはお気に入りのギアたちが整然と並び、いつでも冒険に出られるようにスタンバイ。
その横で、仲間とお茶を楽しんだり、服の手入れをしたり、ちょっと本を読む時間もまた最高だ。

ふと見上げれば、ロフトのような中2階には、もうひとつの秘密空間が。
壁一面の棚には、アナログレコード、古道具、旅の写真、味のあるポスター。
そのどれもが、この空間で過ごす人の“好き”を語っている。
ハンモックに揺られながらレコードを聴いたり、ふとした思いつきでDIYに没頭したり。この空間は、他の誰でもない「自分のための場所」だ。
そして、暮らしの中心になるダイニングキッチン。
タイル壁に無骨な棚、並んだマグやコーヒーミルたち。
そこには整然とした美しさではなく、“使い込んだ”温もりが宿っている。


朝の光が入るころ、コーヒーを淹れて、レコードに針を落とす。
好きな音楽が空間に満ちて、贅沢なひとり時間へ。
暮らしに必要なものは、実はそんなに多くない。
けれど、“ワクワクするもの”は、できるだけ多くそばに置いていたい。
このガレージの扉を開けるたび、またひとつ、次の楽しみが見つかる気がする。
